大学3年生。初大会で大敗してもなお、保坂はこのボディビルという競技でなんとか一旗揚げようと気持ちを立て直します。ところで、思い返せば私はトレーニングの理論や食事の基本を全く知りませんでした。まずは座学から学びなおします。この痴れ者めが。
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さて、強くなろう。
トレーニングを始めてから半年間、思えば私はなんと誰からも「ボディメイク」の仕方を教わっていませんでした。
「頑張っていれば筋肉は大きくなる!」
「自分一人だけでできる!」
と、当時はマジでそう思っていました。
何言ってるんだ小僧。
周りに比べてもただでさえ成長が遅いのだから、大会で勝ちたいのなら正しい方法を学ぶのが必須じゃろうが。
というわけで私は、ひとまず文献やYouTubeからトレーニングについて調べることにしました。
主に参考にしたのは、東京大学の筋肉教授として名高い石井直方先生と、彼の弟子である岡田隆先生の著書です。筋肉のある場所、名前、機能、そしてトレーニングの仕方について、とにかく調べました。
そこでわかったことは、今までぼくはかなりセオリーから外れたトレーニングをしていたということでした(当時参考にしていたのはマッスル北村さんと合戸孝二さんでした)。これでは、筋肉が大きくなる可能性を自分で潰してしまっていたことになります。
またトレーニングは、加藤昌平さん(katochan33)とKai Greeneのトレーニングを特によく見ていました。加藤さんはボディメイク動画の父とも呼ばれる人で、丁寧なトレーニングが参考になります。Kai Greeneはアメリカ人で、たぶん人間ではなくゴリラとハルクのハーフなんだと思います。
お二人ともにトレーニングが大変丁寧で、当時からかなり参考にしていました。
そうすると、やはり信頼と実績のあるトレーニング方法だけあって、ぼくの身体は少しずつではありますが、大きくなり始めたのです。
特に気を付けたことは、トレーニングの内容(種目名や使用重量など)を詳細にノートに記録することです。
このノートは常に携帯し、トレーニングするときには過去の自分を超えることを目標に、ジムに行っていました(今でも記録し続けています)。
さて、みなさん。筋肉を増やすためにはトレーニングの質を上げること以外に、どんなことが重要だと思いますか?
答えは「食事」です。
子供の頃から「いっぱい食べなければ大きくなれない」と言われてきたように、ボディビルにおける身体づくりでも同様のことが当てはまります。
特に、タンパク質に関しては、筋肉の材料となるアミノ酸を豊富に含んでいるため、一日を通じて摂取し続けることが重要となります。ああ、今日もアミノ酸を点滴したい。
しかし当時の自分と言えば、トレーニング後に一杯だけプロテインを飲む程度で、その他の時間は菓子パンやカップ麵など、まるで普通の大学生のような食事を取っていました。
馬鹿者。そりゃあ筋肉がつくはずなかろう小僧。
そこで食事以外の時間にも、2、3時間おきにプロテインを飲むことを心がけ、特に脂質の摂取量を制限するように意識しました。今で言う、いわゆるリーンバルクというものです。
3時間おきに狂ったようにプロテインを飲んでいた時期が、どのビルダーにも全員あったはずです(暴論)。
具体的には、ラーメンや揚げ物などを食べることをやめ、エネルギーとしての糖質は白米やパスタから摂るようにしました。あとは脂質が低いということで、当時はよく和菓子や食パンを食べていました(本当は良くないのですが、当時はよくわかっていませんでした)。
本当はもっと色々ありますが、筋肉を増やすことが目的のオフシーズンにおいてはとにかくたくさん食べることが重要です。
よりセオリーに則ったトレーニング方法を学び、毎日体重計に乗り、体重が少しずつ増えるように気をつけました。
こんな生活を続けること、約9ヶ月。
ぼくは大学4年生になり、季節は7月になりました。
大学4年生と言えば、学生ボディビル大会に出場できる最後の年です。
昨年のリベンジを果たすべく、また減量開始です。
保坂は果たして、学生大会で全国の舞台に立ち、悲願の決勝進出なるのでしょうか。
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